視覚障害を持つ発展途上国の有為の若者を日本に招待して盲学校で、鍼・灸・マッサージの三療を勉強してもらうIAVI奨学制度(旧ICB奨学制度)は1981年に始まり、これまでに19ヶ国(地域)、89人になりました。 帰国留学生は日本で習得した三療技術を基に自ら治療院を開設したり、障害者関連施設に勤務したりして、自立と社会参加を果たすとともに、後進の指導や、日本での体験を広めたりと、視覚障害者福祉の向上にも大きな役割を果たしてくれています。 なお、2000年〜2017年までの期間について、盲学校入学前の6ヶ月の事前研修の経費の一部に文部科学省の補助を受けていました。
発展途上国の視覚障害者を日本に招聘して帰国後の自立・社会参加を支援する援護協会の経費は、一部、企業様や団体様のご支援をいただいているものの現在国からの支援は一切なく、事務局運営経費等、基本的にはすべて会員の皆様からの維持会費や一部有志の方々の寄附金によって賄われています。 会員になっていただくことで発展途上国の視覚障害者のおかれた状況へのご理解・ご支援の輪が広がるとともに、援護協会の財政的基盤も強まります。ぜひ会員になって協会事業を支えてください。
会員の皆様と留学生、事務局を結ぶIAVIの会報『ロータス通信』は、当初の手書きの『ICBだより』時代のものも入れて、通巻307号になりました。 題号は、IAVI事務所のある蓮沼の地にちなんで蓮の英訳「ロータス」を冠したものです。 現在は季節刊、年間4回の発行で、墨字版、点字版、テープ版、メール版をご希望によりお送りしています。 毎号、日本に在学中の留学生や帰国された元留学生の近況報告を中心に紙面を構成し、事務局報告や催し物の案内などを掲載しています。
見えなくても日本語を学びたい」という世界中の視覚障害者に寄り添っていきたい!
そのために、多くの方々の力で、視覚障害者の日本語サポート活動を広めていきたい!
視覚障害者の自立と人的ネットワークで、発展途上国の障害者福祉の向上を!
(社福)国際視覚障害者援護協会(略称、援護協会/IAVI)は、人材の育成を通してアジアを始めとした発展途上国の視覚障害者福祉の向上を目指している団体です。
視覚障害を持つ発展途上国の若者を日本に招聘して盲学校で鍼・灸・マッサージを学んでもらい、帰国後は経済的・社会的に自立するだけではなく、日本と母国の架け橋として、また各国障害者どうしのネットワークのキーパーソンとして、障害者福祉の向上のため活躍してくれることを目的としています。