「グローバルフェスタJAPAN2024」に行ってきました
地雷を手に乗せて考えたこと
9月29日日曜日、私たち4人で、新宿で開催された「国際交流70年、ともに未来 へ」と題した、「グローバルフェスタJAPAN2024」の見学に行きました。
「グローバルフェスタJAPAN2024」とは。
2024年は、1954年に日本がODAを開始してから70年の節目の年。
「グローバルフェスタJAPAN」は国際協力活動、社会貢献活動、SDGsなどに取り組む
官民様々な団体が一堂に会する国内最大級の国際協力イベントです。
まず、田畑さんの紹介で私たちのPRパンフ100部を快く置いてくださったJANNETさん に行きました。
JANNETとは。
Japan NGO Network on Disabilities。
「誰ひとり取り残さない」というSDGsの理念に則った、障害分野の国際協力を実施す
る団体のネットワークです。
地雷に触った!
「JANNET加盟3団体をまわって、景品をもらおう!」というスタンプラリーにJANNETの
担当の方に誘導していただき参加しました。
景品は何かな?という気持ちで訪れた最初の「AAR Japan 認定NPO法人 難民を助ける
会」で思いがけない体験をしました。
海外だけでなく、国内の災害で緊急の対応を求められる支援活動をしており、今は能
登半島の支援を頑張っているとのことでした。(庄と新井で事務所に出かけて、2月
末に私たちの活動紹介をさせていただきました。)
この団体で地雷除去の活動を長くされているとのこと。「地雷に触ってみますか」と
言われてびっくり。深さのある小皿くらいの大きさで、軽くて真ん中に押すとへこむ
ものが付いている。
子供でも踏めば爆発するように5Kgの重さで作動するそうです。安価で簡単に作れる
ので、昔から現在に至るまで大変「普及」してしまっているとのことです。「障害者
を作り出す」本当に憎むべき兵器です。
軽いのに、何とも言えない重さを手に感じました。対戦車用の地雷も持ってみまし
た。お盆を厚くしたようなずっしりとしたものでした。これは100Kgで反応するそ
うです。
羽が付いていて、空からばらまくような地雷もありました。おもちゃのように見える
のがまた気味悪いでした。
平和が来ないと活動ができない!
新宿中央公園でナシゴレンや生春巻き、それにビールもいただき満腹になった後、
もっと回ろうということになり、田畑さんが「ガザのろう学校で支援をしている団体
があるので、今の状況が知りたい」ということで、「認定NPO法人パレスチナ子ども
のキャンペーン」のブースへ行きました。
パレスチナの民族衣装は見事な手刺繍で世界的にも有名だそうで、今その手仕事は難
民キャンプの生活を支える技術となり、女性たちの貴重な収入源となっているそうで
す。そして何より、伝統と誇りを受け継ぐ象徴として大切にされているとのこと。
レバノンの難民キャンプとガザ「アトファルナろう学校」の工房で手作りされた刺繍
製品を買い取り、日本国内でのイベ ントやWEBショップ等で紹介、販売してるそうで
す。
ただ、戦火がその活動を破壊している、平和にならないとこの活動もできないとのこ
とです。素敵なデザインの一筆箋を一つだけ買ってきました。
http://shop.ccp-ngo.jp/
こんなSDGsの活動もある
SDGs「誰ひとり取り残さない」 小論文・イラスト コンテスト
あなたの「取り残される」を文章や イラストで社会に届けませんか? あなた自身に
も、人と違うと感じる部分はありませんか? 取り残されそうだと感じたことはありま
せんか? あなたの身近に取り残されている人はいませんか? ニュースで取り残されて
いる人のことを 耳にしたことはありませんか? 何か気づいたことはありませんか?
「取り残される人」の視点からSDGsを改めて考え、 自由な発想の作品の応募をお待
ちしています。
「野毛坂グローカル」のブースのチラシより。
古い切っても国際医療支援に!
田畑さんが、国際支援の活動のために高校時代に切手を集めていたことを思い出し、
そんな活動を長くやっているブースにも行きました。
例えば、消印の日付を大切に思う人がいて、高く売れることもあるようです。決して
珍しい切手でなくてもよいのだそうです。たしかに、自分の生まれた日付の消印の切手があれば1000円出しても良いと私も思います。
このような活動を長く継続していることはすごいなと思いました。私たちの事務所に
毎日何通かの封筒は来るので、少し考えてみたいと思います。
最後に大使館巡り
私だけはかなり疲れてきましたが、留学生の国の大使館のブースに行ってみました。
マレーシアと、キルギスの大使館がブースを出していました。
こちらのパンフレットには留学生の写真入りの紹介もあったので、話を切り出しやす
かったでした。
マレーシアは大使会員?の方が大変フレンドリー。マレーシア料理をみんなで食べな
がら交流したいと言ったら、「板橋区にもぜひ行きますよ、メールしますから」とい
うことで、ぜひ具体化したいと思います。
キルギスのブースでは、大使館員らしき人はいないで、学生たちが名産のハチミツの
試食をさせてくれる。パンフを渡して、大使館は大変親切で、大使にも会いました、
ということも伝えましたが、今回は美味しい3種類のハチミツを味わって終わりまし
た。
若い人が活動している!
今回、まあまあ多くのブースを回りましたが、スタッフには若い人が多かったと感じ
ました。これは素晴らしいことです。
若い人は、いろいろ忙しくて国際交流には興味ないのでは、と思うのは間違いです
ね。問題は魅力的な活動の提案ができていないことだと思います。
秋の文化祭に近くの大学祭などに行ってみようという話になりました。また、このイ
ベント自体も多くの人と誘い合わせてくるのが良いなと思いました。
今回、援護協会として出かけたのは初めてでしたので、「様子見」で全くお誘いはし
ませんでしたが、来年は多くの方と楽しみながら参加したいと思います。
パンフと「ロータス通信」は20部づつ、ブースを訪問しながら配布しましたし、知
らないブースを訪れると、何かつながりのあることに気が付きます。
積極的に田畑さんが、どんどんブースの方に話しかける勇気があるので、このように
なっていくのかもしれませんが。
来年は、多くの皆さんと出かけましょう。
写真説明
写真1:これからの見学にワクワクする3人。左から田畑、庄、新井。入り口で。
写真2:地雷を手にして考える田畑、新井。
写真3:購入した支援の一筆箋。帯状の鎖の模様が独特の刺繍。
写真1:これからの見学にワクワクする3人。左から田畑、庄、新井。入り口で。
写真2:地雷を手にして考える田畑、新井。
写真3:購入した支援の一筆箋。帯状の鎖の模様が独特の刺繍。
社会福祉法人 国際視覚障害者援護協会(IAVI):https://iavi.jp/
〒174-0052 東京都板橋区蓮沼町20-18
電車でお越しの方:
都営地下鉄三田線「本蓮沼」駅下車
「A1」出口を右に出て一つ目の信号を右に曲がり、右手3軒目。徒歩3分。