12月のこもとサロンのご報告 大きく口を開けて!
今回のサロンは、「ボイストレーニング」。
「呼吸法」のトレーニングも必要なようですが、今回は20分ということで、とにかく「声を出す」ことでした。
「こぶしが入るくらい大きく口を開けてください。」
講師の大きな声に導かれて「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」。
口を大きく開けることを意識すると声が出てくる。
「いいですね。声出ていますよ」という講師の声に応えて、最後は、「清しこの夜」を、講師のピアノ伴奏でみんなで唄いました。
「声が出てきている感じ」、「やった感がある」などの感想が。
講師は、宇木素裕さん、音大を首席卒業。カラオケ師範。先天的な全盲だそうです。
普段から声が大きく、彼がいることはすぐにわかります。音にも敏感で、もちろん絶対音感があります。
最近は老人ホームでみんなで唄う指導、などをしているとのこと。
私もそうですが、最近声がかすれる。そうすると、あまり話したくないし、声も小さくなりがち。
そのくせ、人の声には敏感で、「年取ったな、声が出ていないな」。
また、人との話だけでなく、スマホの音声入力も、自分の声をきちんと聞き取ってくれない。
こんな人は多いのではと思います。
特に「コロナ」の後遺症か、声を出すことが少なくなってきた。
声を出すことは、元気につながるような気もします。
ぜひ、いろいろな場で、宇木さんの、「ボイストレーニング」が広まってくれればと願っています。
視覚障害者の新しい「仕事」の可能性に結びついてくれることを願っています。
海外では、このような事例はあるのか、いろいろな国に問い合わせてみたいと思います。
写真1:
会場の風景
写真2:
講師が大きな口を開けて
社会福祉法人 国際視覚障害者援護協会(IAVI):https://iavi.jp/
〒174-0052 東京都板橋区蓮沼町20-18
電車でお越しの方:
都営地下鉄三田線「本蓮沼」駅下車
「A1」出口を右に出て一つ目の信号を右に曲がり、右手3軒目。徒歩3分。
