大地震後のミャンマーの視覚障害者の状況 その2 Wさんの家族

   

ミャンマー中部で発生した大地震から4月28日でちょうど1か月になりました。
ニュースによると、これまでに余震が157回ぐらいあったそうです。ほとんどが震 度4以上で皆余震が怖くて外での生活がまだまだ続いているようです。
今回は、マンダレーに住む全盲のWさんの話です。

Wさん:私は大地震の時は母と家にいました。母は入口に近いところにいて、私は部 屋の奥にいました。急に揺れてきて、私の目の前に何かドンという音がして落ちてき ました。
母から「ゆっくりこっちこっち、来て来て」と言われて怖くて怖くて、私は「お母さ ん、お母さんどこ?」と叫びながら移動してやっと外に出ることができました。
その後母と二人で庭にある木に捕まっていました。その時、また地震が来て家は壁が 崩れたり、ひびが入ったりして、そのまま住めなくなりました。

Wさんは今、町から少し離れたところに家族と家を借りて生活しているようです。
Wさんは9人家族ですが、地震の時に家にいたのはWさんとお母さんだけだったそうで す。
そして、何日かしてから家族全員の無事も分ったそうです。
4月28日
元留学生C より

ミャンマーの元留学生のCさんが、自身で得た確実な情報、とりわけ視覚障害者の仲 間たちの状況を日本の皆さんにお伝えしたいということで、少しずつ彼女に書いても らうことにしました。
なお、日本盲人福祉委員会よりミャンマー地震被災視覚障害者への緊急支援につい てのアピールが出ていますので、以下を参照ください。

https://ncwbj.or.jp/

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社会福祉法人 国際視覚障害者援護協会(IAVI):https://iavi.jp/

〒174-0052 東京都板橋区蓮沼町20-18

電車でお越しの方:
都営地下鉄三田線「本蓮沼」駅下車
「A1」出口を右に出て一つ目の信号を右に曲がり、右手3軒目。徒歩3分。

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