研修を終えて盲学校へ たくさんの応援を力に大いに頑張れ!

   

昨年11月27日から、私たちの舟橋会館で日本語、日本点字、歩行訓練を懸命に 勉強した90番目の視覚障害留学生、モンゴルのポンサルさんが、4月8日に会館を 出て、筑波大学附属視覚特別支援学校の寄宿舎に入り、本日9日入学式を迎えること ができました。

会館では、日々宿泊の支援と、朝夕の食事を作ってくださった皆さんに何よりお世 話になりました。皆さん、お仕事や活動、ご家庭の用事などで本当にお忙しい中、泊 まり込みをして、おいしい料理と、たくさんお話をしてくださり、日本の生活に慣れ るための大切な役割を果たしてくださいました。とくに寒い時期の泊まり込みで、み なさん大変だったと思います。本当にありがとうございました。

日本語、点字、歩行訓練も4カ月にわたり、先生に頑張っていただきました。勉強 の成果が、明日から発揮されることと思います。ありがとうございました。

また、気分転換も兼ねて、たくさんの体験をしてほしいということで、いろいろな 所に一緒に出掛けてくださった皆さんにも感謝申し上げます。そのような時間が持て てこそ、日々の勉強にも集中できたことと思います。

また、今回は、お昼を、地域でつながりのある障害者の方のデイサービスを行う 「みんなのセンターおむすび」さんにお願いしました。そして、地域で助け合いの活 動をしている皆さんに、そのお弁当の配達をお願いしました。名実ともに地域に支え られた私たちの活動でした。

入学式が終わって、鍼灸手技療法科の教室にはマグネットを点字に見立てて、「入 学おめでとうございます。大変よー」と書かれたものがありました。

「大変よー」というのは、きっと授業が始まれば実感することだと思います。「勉強 は厳しくて大変だけど、頑張って」という先生や先輩の励ましの言葉だと思います。

ポンサルさんには、たくさんの皆さんの応援を受けて、頑張って勉強して、日本の こともたくさん体験してほしいと期待しております。 これからも、引き続きご支援をお願いいたします。

 

写真1:
たくさんの荷物で舟橋会館を出発するポンサルさん
会館入り口の階段下で。

 

写真2:
ポンサルさん、書道で書かれた「ご入学おめでとう」の言葉を背景に。

 

写真3:
ポンサルさん、鍼灸手技療法科の教室の黒板を背にして。黒板にはマグネットで描かれた点字で「入学おめでとう 大変よー」との文字が。

 



社会福祉法人 国際視覚障害者援護協会(IAVI):https://iavi.jp/

〒174-0052 東京都板橋区蓮沼町20-18

電車でお越しの方:
都営地下鉄三田線「本蓮沼」駅下車
「A1」出口を右に出て一つ目の信号を右に曲がり、右手3軒目。徒歩3分。

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